姿勢が悪いと手が痺れる?その原因と対策とは

手のしびれ

最近、手が痺れることはありませんか?

「朝起きたときに手が痺れている」
「スマホを長時間使っていると手先がジンジンする」
「パソコン作業のあと、指先に違和感が残る」

こうした症状に心当たりがある方は、単なる神経の問題ではなく、姿勢の乱れが根本原因となっている可能性があります。


姿勢と神経の関係

人間の身体は、神経が背骨から枝分かれして手足へと伸びていく構造になっています。
この神経の通り道で、姿勢の乱れが生じると、圧迫や滑走障害が起こり、神経伝達がスムーズに行えなくなることがあります。

特にデスクワークやスマホ使用時に起こりがちな「猫背姿勢」では、以下の部位で神経が締めつけられることがあります:

  • 首の前側(斜角筋):腕神経叢の通り道
  • 鎖骨周辺:胸郭出口症候群の原因部位
  • 胸筋(小胸筋):神経や血管が通るトンネル
  • 上腕内側筋間中隔:上腕の内側にある神経や血管が通る部位

このような姿勢の影響で、神経にストレスがかかり、結果として手の痺れが現れるのです。


筋膜の観点から見た「痺れ」

姿勢の崩れに伴い、筋膜(筋肉を包む結合組織)にも緊張や癒着が生じます。筋膜は筋肉や神経の滑走を助ける役割を持っていますが、癒着が起こると、

  • 神経の滑りが悪くなる
  • 神経そのものが間接的に引っ張られる
  • 慢性的な緊張による炎症反応

といったメカニズムで、神経への負担が蓄積し、しびれや違和感が慢性化するのです。


姿勢を整えることが改善の第一歩

手の痺れに対して「電気治療」や「マッサージ」だけで対処しても、一時的な変化にとどまりやすいのは、根本原因である姿勢の乱れにアプローチできていないからです。

姿勢が崩れてしまう背景には、以下のような複合的な要因があります:

  • 筋膜の不均衡
  • 重心のズレ
  • 呼吸の浅さ
  • 慢性的な緊張パターン

これらを統合的に見直すことで、はじめて本質的な改善へとつながります。


Structural Integration(S.I)という選択肢

S.I(Structural Integration)は、筋膜のネットワークと身体全体の構造に着目した施術法で、
姿勢のゆがみを整え、神経への負担を根本から軽減するアプローチを行います。

  • 筋膜の滑走性を回復させる
  • 重力下での身体の整合性を高める
  • 慢性緊張パターンを解放する

といったプロセスを通して、痺れや違和感のない本来の身体の状態へ導いていきます。


まとめ

手の痺れがあると、つい「神経が悪いのかも」と思いがちですが、実はその多くが姿勢や筋膜の乱れに起因しています。
猫背や首の前側の緊張、胸郭の圧迫など、小さな姿勢の崩れが神経にストレスを与えていたのです。

「その場しのぎではなく、根本から整えたい」
そう思った方には、**筋膜と姿勢の統合的なケアができるS.I(Structural Integration)**がおすすめです

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