肩こりの本当の原因は「姿勢」にあった

肩の痛み・制限  五十肩

〜ストラクチュラル・インテグレーションという新しい視点〜

「肩こりがひどくてつらい」
「マッサージを受けてもすぐ戻ってしまう」
そんな悩みを抱えている方は少なくありません。

実はその肩こり、筋肉そのものではなく、“姿勢の崩れ”が根本的な原因になっているかもしれません。
この記事では、姿勢と筋膜の関係、そして“ストラクチュラル・インテグレーション”というアプローチから、肩こりを本質的に改善するヒントをご紹介します。


姿勢が崩れると、なぜ肩がこるのか?

人間の頭はおよそ5〜6kgと非常に重く、
本来は背骨や骨盤がバランスよく整うことで、最小限の力で支えられる構造になっています。

しかし、デスクワークやスマホの操作で猫背になると、

  • 頭が前に出る
  • 肩が内側に巻き込む
  • 背中が丸くなる

といった**構造の崩れ(アライメントの乱れ)**が起こり、
首や肩の筋肉が常に引っ張られ、緊張し続けてしまいます。
これが、慢性的な肩こりの原因になるのです。


筋膜の観点で見る「肩こりと姿勢」のつながり

私たちの身体には「筋膜(fascia)」という組織があり、
筋肉・骨・内臓などを包み込んで全身を網目のようにつなぐネットワーク構造を作っています。

この筋膜は非常に繊細で、姿勢の乱れや反復的な負担により、ねじれたり癒着したりして滑走性が悪くなります。
そうなると、一部の筋肉に過剰な負担がかかり、特に肩周囲の筋膜に制限が生じやすくなります。
つまり、筋膜の不調は肩こりに直結するのです。


一時的な対処ではなく「構造」を整える必要性

多くの肩こり対策は、

  • 肩をもむ
  • 温める
  • ストレッチをする

といった**“症状のある部位だけを対象にした”ケア**が中心です。
しかし、これはあくまで一時的な緩和に過ぎません。

根本改善には、身体の構造そのもの(全身のバランス)を整えることが欠かせません。
そしてそのために有効なのが、ストラクチュラル・インテグレーションという手法です。


ストラクチュラル・インテグレーションとは?

ストラクチュラル・インテグレーション(Structural Integration)とは、
筋膜にアプローチすることで、重力と調和した身体構造へと再教育するボディワークです。

特徴は以下の通りです:

  • 全身の筋膜のつながりに着目する
  • 部分ではなく、身体全体のバランスやテンセグリティ構造を見直す
  • 呼吸、歩行、姿勢などの機能と構造を同時に整える

肩や首だけに施術するのではなく、肩こりを引き起こす身体全体の構造的な原因を探り、調整していくのがこのアプローチの本質です。


姿勢が整うと、肩こりは自然と楽になる

ストラクチュラル・インテグレーションでは、
たとえば「足元の重心の崩れ」や「骨盤の傾き」が肩の負担につながっている場合、
肩には一切触れずに、足や体幹の調整だけで肩こりが軽減することもあります。

なぜなら、筋膜を通じて全身がつながっているからです。

姿勢を支える構造が整えば、肩まわりの筋肉は緊張し続ける必要がなくなり、
結果的に肩こりは「自然に起こらない身体」へと変化していきます。


肩こりを“根本から改善”したいあなたへ

何度もマッサージを受けても、すぐに戻ってしまう肩こり。
それは、“肩”そのものが悪いのではなく、姿勢と筋膜のバランスが崩れているサインかもしれません。

ストラクチュラル・インテグレーションは、
症状を「結果」ではなく「構造の問題」として捉え、全身からやさしく再構築していく新しい身体ケアの方法です。

「本当に楽になりたい」
「根本から変わりたい」
そう思った時には、ぜひ一度体験してみてください。

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