筋膜と栄養 「糖分」

人が生きるためには欠かすことのできない「糖」ですが、糖を取り過ぎてしまうとコラーゲンが糖化してしまいます。
糖化したコラーゲンは適切に動くことが困難になるため、筋膜の機能にも影響を与えてしまいます。

この記事では、筋膜と糖の関係についてお伝えします。

筋膜については下記の記事から

糖化とは?

糖化とは、タンパク質や脂質などが糖分と結合して不可逆的に変化する化学反応のことを指します。この反応は、主に糖分が体内に過剰に存在するときに起こります。この反応は食品の製造や調理プロセス、体内の生化学反応などで広く見られます。例えば、肉を焼くときの焦げ茶色の部分やビールやパンの製造過程で起こります。

特に体内での糖化反応は、老化や病気の発症に深く関わっています。糖尿病患者では血糖値が高いため、体内のタンパク質が糖化しやすい状態になります。これが長期にわたると、血管の硬化や視力障害など、さまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。

コラーゲンが糖化すると?

糖がコラーゲンと結びつくと、その構造と機能が変わります。具体的には、糖分がコラーゲンの分子と結びつき、その結果できるAGEs(Advanced Glycation End-products、先端糖化終末産物)がコラーゲン繊維間にクロスリンクを形成します。

このクロスリンクは、コラーゲン繊維が適切に動き、機能するのを困難にします。これにより、組織は硬化し、その弾力性が失われ筋膜の機能(ネットワーク機能)が低下します。この過程は加齢とともに自然に起こりますが、血糖値が高い状態(例えば、糖尿病)では、この過程が加速される可能性があります。

筋膜のネットワーク機能については下記の記事から

コラーゲンの糖化を防ぐには?

コラーゲンの糖化を防ぐためには、ポリフェノールや他の天然抗酸化物質を豊富に含む食事で防ぐことができます。また、ビタミンB1の活性形であるベンフォチアミンは血糖値を下げ、AGEsの形成を減らすことが示されています。ビタミンCとEの補給、そして定期的なアスピリン摂取も、AGEsの形成とコラーゲンのクロスリンクの形成を防ぐのに役立ちます。

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