「膝の痛みと伏在神経」 膝の内側の痛み、原因は伏在神経と筋膜の“連動性”かもしれません

階段を降りるたびに膝の内側がズキッとする。
正座のあと、しびれのような違和感が残る。
病院では「異常なし」と言われたのに、痛みが消えない——。

こうした膝のトラブル、実は伏在神経とその周囲の筋膜の滑走障害が関わっているかもしれません。

伏在神経は太ももの内側から膝下まで皮膚感覚をつかさどる神経で、膝の内側で複雑に筋膜と交差します。筋膜の柔軟性が失われると、神経はスムーズに動けなくなり、引きつれやピリッとした痛みが生じやすくなります。


伏在神経とは

伏在神経は大腿神経の枝のひとつで、縫工筋・薄筋・半腱様筋が集まる「鵞足(がそく)」部付近を通過します。この部位は構造的に神経が締め付けられやすく、周囲の筋膜が硬くなるとわずかな動きでも刺激を受けます。

特に以下のような症状は、この神経の滑走不全を疑うサインです。

  • 歩行中に膝内側が瞬間的に痛む
  • 長時間の膝曲げ姿勢でしびれる
  • ストレッチやマッサージ後も違和感が残る

神経と筋膜の「協調性」

神経は単に筋肉の間を通るケーブルではなく、周囲の筋膜と協調して滑るように動いています。
伏在神経が走る経路の筋膜が硬くなると、この“滑走性”が損なわれ、わずかな膝の屈伸や荷重変化でも神経が引っかかるようになります。

この協調性の乱れは、局所的な圧痛だけでなく、広がるような違和感やしびれ感としても現れます。


痛くない筋膜リリースでのアプローチ

「痛くない筋膜リリース」では、神経そのものを押したり伸ばしたりせず、周囲の筋膜の状態を整えることで滑走環境を回復させます。

  • 鵞足部や膝内側の粘弾性調整
  • 筋膜の水分分布を整える
  • 閾値の低い感覚受容器へのやさしい刺激

これらを組み合わせ、神経が自然に“動ける”空間を作ります。痛みを伴わないため、防御反射を避けつつ深部まで変化を促せます。


全身の構造から整えるならS.I.

もし伏在神経への負担が、局所の筋膜だけでなく、姿勢や歩き方のクセから来ている場合は、より包括的な視点が必要です。

Structural Integration(S.I)は、全身の筋膜ネットワークを10回のセッションで再構築し、関節や神経が本来の動きを取り戻せるようにします。

  • 足首の動きと膝への連動
  • 骨盤位置と大腿骨の回旋
  • 体幹の支持性と荷重の分配

S.Iでは膝の問題を単独ではなく、身体全体の構造の一部として再配置します。


まとめ

伏在神経が原因の膝痛や違和感は、画像検査では見つかりにくい“滑走障害”です。筋膜との協調性を回復させることが改善のカギになります。

  • 局所の不調 → 痛くない筋膜リリース
  • 全身の構造的見直し → S.I

あなたの膝の違和感も、視点を変えれば解決の糸口が見つかるかもしれません。

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