年齢を重ねると、骨粗鬆症の影響により転んでしまうだけで骨が折れてします。
手術の方法は折れた部位や、折れ方、年齢を考慮して行われ、
人工の関節を入れたり、骨の中に金属を入れる手術を行います。
3ヶ月もすれば退院となりますが、
退院後の大腿骨頸部骨折をされた多くの方が、
術創部の痛みや突っ張りや、体重を上手くかけらずぎこちない歩き方に悩まされています。
こういった症状に対し、Structural Integrationや筋膜リリースは効果的であり、
訪問リハビリを利用されている多くの方に効果を実感していただいています。
術創部の痛み、突っ張りに対して
手術後の傷は、繊維性の組織が集まることで塞がれていきます。
しかし、塞がれた部位は他の部位と比べ繊維性の組織が多く硬いため、
周りの組織も引っ張られてしまい、痛みや突っ張りを感じてしまいます。
ぎこちない歩き方に対して
術後、数日間の安静期間を経てリハビリを行っていきますが、
痛みや恐怖で下肢を使わないと感覚が入らないため、使い方を忘れてしまい
うまく体重をかけることができなくなってしまいます。
また、傷口の硬さが残っている状態では、局所の歪みだけでなく全身に対しても歪みを生み出してしまうため、
以前の歩き方とは違うぎこちない歩きになってしまいます。
Structural Integrationでは、筋膜からの感覚入力行い、
10回のセッションを通じて全身の歪みを整えるため、効率良く歩き方を改善させることができます。
まとめ
骨折後の手術によってできる傷口が硬くなってしまうと、痛みや突っ張りを感じてしまいます。
また、術後に動かさない期間があると下肢の動かし方を忘れてしまいうまく体重をかけられなくなってしまいます。
そういった症状に対して、Structural Integrationは効果的であり、効率的に改善させることができます。