
「病院では異常なしと言われた」
「ストレッチしても、マッサージしても、すぐに戻ってしまう」
「なんとなくずっと体が重くて、痛みもあるけど説明できない」
──このような声を、多くの方から聞くことがあります。
慢性的な痛みや違和感の原因は、筋肉や骨格だけではありません。
「筋膜」という、身体を包み・つなぎ・支えている組織が、大きく関わっている可能性があります。
筋膜とは?全身を包む“第2の神経ネットワーク”
筋膜は、筋肉・骨・内臓・神経など、あらゆる組織を三次元的に包み込み、つないでいる膜状の結合組織です。
ちょうど「オレンジの薄皮」や「ウェットスーツ」のように、全身を立体的に覆っています。
筋膜には以下のような重要な特徴があります:
- 感覚神経が豊富:痛みや圧迫に反応しやすい
- 水分を多く含む:水和性が高く、滑走性により滑らかに動く
- 粘弾性をもつ:伸び縮みや形状保持が可能
- ネットワーク性が高い:局所の異常が全身に波及する
つまり、筋膜は単なる「膜」ではなく、感覚・構造・機能をつなぐインターフェースとして、私たちの身体をコントロールしている重要な存在なのです。
筋膜は「痛みを感じる」組織でもある
意外かもしれませんが、筋膜自体が“痛みを感じる”能力を持っていることが近年の研究で明らかになってきました。
筋膜には「自由神経終末(free nerve endings)」という痛みのセンサーが豊富に分布しています。
そのため、筋膜が以下のような状態になると、痛みの原因になりやすくなります:
- 長時間の同じ姿勢で筋膜が脱水・癒着する
- 反復的な動作で**滑走不全(こすれや引っかかり)**が起きる
- 外傷や術後で筋膜が緊張・繊維化する
このような変化は、レントゲンやMRIには映らず、痛みの原因が「不明」とされることが多いのです。
筋膜の制限が「神経の滑走不全」を引き起こす
神経は、筋膜や筋肉の間を**“滑るように”移動する**ことで、無理なく全身へ信号を送ります。
このスムーズな動きを「神経の滑走性(gliding)」といいます。
しかし、筋膜に制限(癒着や緊張)があると…
- 神経が周囲の筋膜に引っ張られる
- 神経の通り道が狭くなる・歪む
- 動きのたびに神経が擦れる・引っかかる
このような状態が起こり、神経が“物理的なストレス”を受けて痛みを発するのです。
とくに、次のような症状がある方は要注意です:
- 動かしたときだけズキッと痛む
- 安静にしていても、ジンジン・ピリピリする
- 一部の動きや姿勢でしびれや放散痛が出る
こうした症状は、神経の通り道(滑走路)に問題があるサインであり、筋膜のアプローチが有効な場合があります。
それでも、強く押したり伸ばしたりすれば良くなるのか?
答えはNOです。
筋膜と神経は、とても繊細な関係にあります。
強い圧や急なストレッチは、一時的な刺激になっても神経を興奮させてしまい、逆効果になることもあります。
とくに慢性症状や自律神経の乱れを抱えている方は、**少ない刺激でも神経が反応しやすい状態(閾値が低下)**になっているため、強刺激のケアがかえって不調を悪化させることも。
「痛くない筋膜リリース」というやさしい選択肢
そんな背景から生まれたのが、**「痛くない筋膜リリース」**です。
このアプローチは、以下の特徴を持ちます:
- 押さない・引っ張らない・痛くしない
- 筋膜の特性(粘弾性・水和性)を活かした手技
- 神経の滑走性を整え、全身のバランスを再構築
水のようにやさしく、でも芯からゆるんでいくような感覚。
体が自然と「力を抜ける」ようになり、深い呼吸や姿勢の安定にもつながります。
施術を受けた方からは:
- 「気づいたら軽くなっていた」
- 「痛みより、体が“広がった”ような感じがした」
- 「神経がスッと抜けるような、奥の詰まりがとれた」
といった声が多く寄せられています。
まとめ|慢性的な痛みを「構造」から見直してみませんか?
痛みの原因は「筋肉の硬さ」や「骨のゆがみ」だけでは説明がつかないことがたくさんあります。
その“見えにくい領域”をつないでいるのが、筋膜です。
- 筋膜は痛みを感じる
- 筋膜の制限が、神経の滑走不全と痛みを引き起こす
- 強い刺激ではなく、やさしく整えることが必要
そんな視点から、今の痛みを見直してみてはいかがでしょうか?
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