猫背の原因は“筋膜の制限”だった|腹圧を高めるには構造改善が必要

猫背の治し方 1

「姿勢を正そうとしても、すぐ猫背に戻ってしまう」
「肩や首がつらくて、背筋を伸ばすのがしんどい」

そんな経験、ありませんか?

実はその猫背、筋肉の弱さや意識の問題ではなく、“筋膜”の制限によって腹圧を高めることができない状態かもしれません。

この記事では、猫背と筋膜、そして腹圧の深い関係についてやさしく解説し、改善のヒントをお届けします。


■ 猫背は「腹圧」がうまく使えないことで起こる

猫背とは単に背中が丸くなるだけではなく、体幹を内側から支える力がうまく働かなくなった状態でもあります。
その“内側からの支え”の正体が 腹圧(ふくあつ) です。

腹圧とは、横隔膜・腹横筋・骨盤底筋群などが協調して生み出す体幹の内圧
この圧力がしっかり保たれることで、背骨が安定し、上半身の重さを無理なく支えることができます。

しかし、猫背の人はこの腹圧がうまくかけられていません。
それはなぜか――その原因のひとつが筋膜の制限です。


■ 筋膜の制限が「腹圧を高める筋」を働きにくくする

筋膜とは、筋肉や内臓、骨を包み、身体全体をつなぐネットワークのような組織。
柔らかく滑るように動くのが理想ですが、ストレスや不良姿勢、運動不足、過去のケガなどにより癒着や滑走不全が起こります。

その結果、腹圧に関わる筋が本来の可動域や伸び縮みを発揮できず、十分に働けなくなるのです。

たとえば:

  • 胸郭の筋膜が硬い → 横隔膜の動きが浅くなる
  • 腹部の筋膜が滑らない → 腹横筋が収縮できない
  • 骨盤まわりが制限されている → 骨盤底筋群の張力が作れない

こうした状態では、どれだけ「お腹に力を入れよう」としても、構造的に腹圧がかけられない身体になってしまいます。

つまり、猫背は結果であって、原因は筋膜にあるのです。


■ 無理に「胸を張る」ことでは猫背は変わらない

よく「胸を張って姿勢を正そう」と言われますが、それは外側の筋肉に頼った一時しのぎ。
筋膜が制限され、腹圧がかからない状態では、根本から猫背を改善することはできません

大切なのは、

  • 筋膜の制限をやさしく取り除く
  • 腹圧に関わる筋が自由に動ける構造をつくる
  • そのうえで「自然に保てる姿勢」を手に入れる

という順序です。


■ 筋膜を整え、腹圧が使える身体を取り戻す

このようなアプローチに最適なのが、痛くない筋膜リリースと、**Structural Integration(S.I)**です。

● 痛くない筋膜リリース

やさしい刺激で筋膜の癒着をゆるめ、深部の緊張をほどいていくことで、
身体が本来の動きを取り戻せる空間をつくっていきます。

● Structural Integration(S.I)

S.Iは全10回を基本とした体系的なアプローチで、筋膜のバランスを整え、重力と調和した構造に導く手法です。

  • 筋膜の連動を意識しながら整える
  • 腹圧を使える身体に再構築していく
  • 無理なく、持続する姿勢改善をめざす

猫背は「意識して治すもの」ではなく、「整った構造の中で自然と変わっていくもの」。
S.Iはそのための土台をつくっていきます。


■ まとめ:猫背改善のカギは“筋膜”と“腹圧”

猫背の原因は、単なる姿勢の悪さではありません。
筋膜の制限によって腹圧がうまく使えなくなることが、根本にあるのです。

そのためには、
「筋膜を整える」→「腹圧が働く構造をつくる」→「自然と姿勢が変わる」
という流れが欠かせません。

**Structural Integration(S.I)**は、猫背をはじめとした構造の乱れを、無理なく根本から整えるサポートとなります。
ご自身の身体の“本来の姿勢”を取り戻したい方は、ぜひ一度体験してみてください。

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