身体を支えているのは骨と筋肉と思っている方も多いと思いますが、腹圧を使えるようになることで効率的に体を支えられるようになります!
腹圧と姿勢保持
私達は進化の過程の中で、腹這い、四足歩行、二足歩行と重力に対して拮抗する進化を遂げてきました。
そのため、姿勢を決めている筋膜や筋骨格系も同様に重力に適応した進化を遂げています。
その一つに、腹圧による姿勢保持の機能があります。
脊柱の前方に位置する腹腔(写真の風船が入っている所)が、上方は横隔膜、下方は骨盤底筋群、前面・側面は腹横筋 により圧力が加わった風船のように働き、重力に拮抗する機能です。
腹圧の力は、腹腔容積(風船の大きさ)が大きくなることで生まれる力も大きくなり、水平に位置することで抗重力方向へ力を発揮できます。
姿勢が悪くなると?
しかし、身体に捻れや歪みが生じ姿勢が悪くなると腹腔容積(風船の大きさ)が減少するため腹圧から得られる力が減少してしまいます。
また筋肉の位置や長さも変わるため、筋肉の特性により筋力も低下し腹圧から得られる力の位置もずれてしまいます。
その結果、腹圧から生まれる力を効率的に使う事ができなくなるため、姿勢を保持するための代償的な筋収縮が起こり、非効率的(疲労しやすい、痛みを伴う、不安定)な姿勢保持をしてしまいます。
Structural Integrationが目標とする水平な身体は、腹腔容積(風船の大きさ)を最大限に大きくできるため、腹圧から得られる力を最大限に発揮することができます。
また、腹圧から得られる力を抗重力方向に発揮できるため、効率的な姿勢保持を可能にし重力場において適応した姿勢の保持を可能にします。
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