良い姿勢・わるい姿勢

良い姿勢・わるい姿勢

上の図は、姿勢についての文献でよく使われるStaffleの分類です。

一番左の姿勢が正常とされていますが、人によっては胸を張っている平背やくびれが強調されやすい凹背が良い姿勢と思うかもしれません。

では、何が良い姿勢で何が悪い姿勢なのでしょうか?

姿勢の基準

何が良い姿勢で、何がわるい姿勢なのか基準はあるのでしょうか?

基礎運動学※1には良い姿勢について

1力学的視点、2生理学的視点、3心理的視点、4作業効率的視点、5美学的視点の5つが書かれています。

※1中村隆一・他:基礎運動学第6版、医歯薬出版:339-340,2006を引用

1 力学的視点

力学的な視点とは、バランスが安定しているかどうかです。

安定していれば良い姿勢、不安定ならばわるい姿勢ってことです。

2 生理学的視点

生理学的な視点とは、疲れやすいかどうかです。

疲れにくいければ良い姿勢、疲れやすければわるい姿勢です。

3 心理学的視点

人の姿勢は精神的な状態に左右されることがあります。落ち込んでいる時や悲しい時は身体は前屈みになっており、嬉しい時や楽しい時は反対に身体が広がる姿勢となるため姿勢は気持ちを反映します。

心理的な視点とは気持ちが安定しているかどうかです。

気持ちが安定していれば良い姿勢、気持ちが不安定であればわるい姿勢となります。

4 作業能率的視点

作業能率的視点とは、動きやすいかどうかです。

動きやすければ良い姿勢、動きにくいければわるい姿勢ってことです

5 美学的視点

美学的視点とは、芸術的にバランスが取れているか、プロポーションが取れているかなど、見た目が美しいかどうかが判断基準になります。

見た目が良ければ良い姿勢、見た目が良くなければわるい姿勢ってことです。

まとめ

5つの視点をみてきましたが、美学的視点を除いて良い姿勢とは

効率的に姿勢を保っているか(疲れにくい、安定している、動きやすい、安心)が良い姿勢のポイントのようです。

Rolf-Conceptが行うStructural Integrationのゴールも、疲れない、安定した、動きやすい効率的な姿勢を目指しています。

効率的な姿勢を目指している方はStructural Integrationがおすすめです!!

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