SVMB Structural Visceral Mid-Back
SVLB(腰椎、腹部、骨盤)の3日間から1日あけてSVMB(胸椎、胸郭、横隔膜)の3日間に参加しました。
1日目は、立位での視診を行った後、上肢帯、特に手指に対するオステオパシーでの評価・アプローチを行い、2、3日目から腰椎、胸郭、横隔膜へと進んでいきました。
手指へのアプローチ
全手指のDIP〜手根骨までをとても細かい評価を行い、足趾と同様に3次元での動きの感覚を入れながら組織の反応を促すアプローチを行っていきました。
胸椎へのアプローチ
腹臥位から椎体の回旋、軟部組織の状態を評価した後、表層の胸腰腱膜から深層の椎体までをオステオパシーの技術を用いながらアプローチを行っていきました。
胸郭へのアプローチ
胸腔と横隔膜の解剖学、位置関係を学んだ後、胸膜、心膜、縦隔、横隔膜へのアプローチを行っていきました。
普段、表層での筋骨格系へのアプローチを中心に行っていたので、膜を捉える難しさはありましたが、ワークをしていく中で徐々に捉えることができるようになりました。
実際に深部の膜へのワークを受けてみると、胸膜や縦隔から頸部までの深部での繋がりを感じることができ、猫背のように胸郭前面が短くなっている方や嚥下が困難な方には効果的なアプローチになると思いました。